水與綠的交響曲
 

 
 
局長照曹公圳は高雄市の三つの主要な河流-後勁渓、愛河及び前鎮河の源頭であり、高雄市の母なる河です。歴史をさかのぼりますと、高雄平野の農業は曹公圳を切り開くことによって発展を遂げました。しかし農業の衰退と工業の発展に伴い、次第に人々から忘れ去られ、深刻な汚染にさらされているのです。今回の東光小学校による研究によって、曹公圳の歴史・文化的意義だけでなく、曹公圳が私たち高雄人の生活に深い関係をもっていることに気づかされました。近年、高雄市は湿地や河川などの整備に力を入れ、徐々に成果を上げています。しかし、曹公圳の水源が下流の河川と湿地の水質にもたらす影響は深刻であり、曹公圳の再生は、高雄県市と環境保護団体との共通の目標なのです。
 
この「水と緑のシンフォニ--曹公圳の再生と、川辺に花咲き匂う新高雄」は、東光小学校選抜クラスの生徒と教師が、国際インタ-ネット博覧会に出展した作品です。実際に曹公圳流域を訪ねることによって、生徒たちはこの土地の湿地生態と様々な問題に関心を寄せはじめました。生徒たちは熱心に収集・整理した資料をもとに、美しいウェブペ-ジを製作し、インターネットを通じて、多くの人達にこの問題についての理解を呼びかけています。東光小学校の子供たち、先生方、ならびに保護者のみなさんの郷土のために尽くす情熱と、子供たちが描いた曹公圳の未来図には、深く心を動かされます。この研究によって、故郷に対する関心や、それを守る責任・使命感を育成することは、まさに郷土教育の最も大切な目標であり、実践であります。
 
この作品は、生態、地理、景観及び人文科学など豊富な内容で、2007年国際インタ-ネット博覧会で白金賞の栄誉に輝きました。2008年には、莒光小学校郷土資源センタ-により、中国語、英語、日本語版が製作され、台湾内の郷土教学に活用されるほか、海外からの来訪者の方々に記念品として差上げることで、国際交流にも役立っています。
 
この郷土を愛する心の小さな希望の種が引き継がれ、私達の住む工業都市が、水と緑のシンフォニーを奏でる、川辺に花咲き匂う生態都市に生まれ変わることを願っています。
 
 

教育局長 蔡清華 謹識

< Copyright (c) 2008 高雄市政府教育局 All Rights Reserved・高雄市立東光国小学校製作・推奨環境 1024x768 >