今年の三月末から四月の初めにかけて、東光小学校へ校長職実習に行ったとき、校内に足を踏み入れたとたん、色とりどりの祝賀ポスタ-と優勝カップが目に入りました。その一つが「2007年国際インタ-ネット博覧会白金賞」を受賞した、六年生選抜クラスの作品、高雄平野の母なる河《曹公圳》のウェブサイトのものでした。今回、ここに序を書く機会を頂き、非常に光栄です。
百七十年来、大地と生命を育んできた曹公圳は、多くの人たちにとって、幼いころからの遊び友達でした。今日、工業の発達に伴い河は汚染され、次第に本来の機能と姿を失い、荒廃し病んだ河川となってしまいました。東光小学校の先生と生徒による探訪と記録により、青い水脈-曹公圳は、再びそのいきいきとした歴史を現しました。この母なる河について、今回の彼らの努力が皆さんの郷土に対する関心と生態保護の意識を呼び起こし、「水辺に花咲き匂う新高雄」が、地球と人に優しい幸せな都市になることを期待しております。 |